出版物のご紹介

豊かな色彩感覚と空間表現が描き出す、繊細優美な世界
ちいさなヘーヴェルマン

  • リスベート・ツヴェルガー 絵/テオドーア・シュトルム 作
  • 池内紀 訳
  • 定価:本体1,500円(税別)
  • 29×24cm/16ページ/オールカラー

ちょっぴりわがままな男の子とやさしいお月さまの、一夜の冒険物語。車のついたベッドが町へ出ると、石だたみの上を走り、森をぬけ、空をかけまわり…。
19世紀ドイツを代表する作家シュトルムが、霧深い北ドイツを舞台に書き上げた幻想的なメルヘンです。

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ヘーヴェルマンは、ほっぺたをふくらませてプゥーとふいた。やさしいお月さまは道をてらした。車つきのベッドは町を出て、野原をとおりぬけ、くらい森にはいった。

森には木がしげっている。お月さまは、木の枝をすりぬけるのにくろうした。ともすれば、おしとめられる。それでもなんとか、ちいさなヘーヴェルマンについていった。

ちいさなヘーヴェルマン

ちいさなヘーヴェルマンは、きゅうにこわくなった。ひとりぼっちで空にいる。パジャマのさきっぽを両手に持って、プゥーとふいた。どうしていいのかわからない。ベッドは、いったり、きたりする。ぐるぐるまわる。町の人もいないし、けものもいない。星たちもいない。

ちいさなヘーヴェルマン

作家のご紹介

抜群のデッサン力と洗練された色彩感覚が光る
リスベート・ツヴェルガー

国際的に最も高い評価を得ている絵本画家、リスベート・ツヴェルガー。その繊細かつ流麗な絵のタッチに加え、抜群のデッサン力と洗練された色彩感覚で、女性はもちろん男性からも多くの支持を得ています。

ツヴェルガーは、1954年にオーストリアのウィーンで版画家の娘として生まれました。小さな頃から絵を描いたり、本を読むのが好きだった彼女は、その後美術アカデミーで学び、23歳のときに『ふしぎな子』を出版。挿絵画家としてのデビューを果たしました。以後、おなじみのグリム童話やアンデルセン童話といった古典や、イギリス作家の童話をもとに意欲的に創作活動をしてきました。

1990年の国際アンデルセン賞受賞をはじめ、世界中で数々の賞を受賞しています。日本での人気も高く、さらなる活躍が期待されている作家です。

リスベート・ツヴェルガー

この作家の絵本

  • 「イソップ12の物語」の表紙
  • 「鼻のこびと」の表紙
  • 「ちいさなヘーヴェルマン」の表紙
  • 「アンデルセン コレクション」の表紙
  • 「クリスマスキャロル」の表紙
  • 「国をすくった子どもたち」の表紙

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