出版物のご紹介

表情豊かな動物や人間たちの描写が味わい深い
イソップ12の物語

  • リスベート・ツヴェルガー 絵/イソップ 原作
  • 吉田新一 訳・解説
  • 定価:本体1,748円(税別)
  • 25×27cm/28ページ/オールカラー
  • 全国学校図書館協議会選定図書
  • 日本図書館協会選定図書

「町のネズミといなかのネズミ」などの名作からあまり知られない作品まで、ツヴェルガー自身が数あるイソップ物語のなかから選んだ珠玉の12編。

簡潔でウイットに富んだ寓話を、インクと水彩による繊細な線とやわらかな色彩であざやかに表現しています。

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「町のネズミといなかのネズミ」

町のネズミが、いなかにいるいとこをたずねました。いなかのネズミはまずしくて、質素なくらしをしていましたが、この遠来の客をもてなすために、おおむぎ、どんぐり、のいちご、だいずなど、ありったけの食べ物を出して歓迎しました。町のネズミは、出されたものをつまんだりつついたりしたあげく、いいました。

「きみは、いつもこんなまずいものを食べているのかい? 畑のかすしかないようなところによくすんでいられるね。いなかのごちそうは、せいぜいこんなものだろう。ひとつぼくといっしょに町へきたまえ。ネズミのほんとうのくらしというものを見せてやるから!」

「町のネズミといなかのネズミ」

「月の親子」

あるとき、月の子どもがおかあさんに「服をつくってください。」と、おねがいしました。でも、おかあさんはことわりました。

「まあ、どうやってつくれというの? あなたに合う服なんかつくれませんよ。いま三日月かと思うと、こんどは満月、そのあいだもあなたはいつも形がちがうでしょう。」

「月の親子」

作家のご紹介

抜群のデッサン力と洗練された色彩感覚が光る
リスベート・ツヴェルガー

国際的に最も高い評価を得ている絵本画家、リスベート・ツヴェルガー。その繊細かつ流麗な絵のタッチに加え、抜群のデッサン力と洗練された色彩感覚で、女性はもちろん男性からも多くの支持を得ています。

ツヴェルガーは、1954年にオーストリアのウィーンで版画家の娘として生まれました。小さな頃から絵を描いたり、本を読むのが好きだった彼女は、その後美術アカデミーで学び、23歳のときに『ふしぎな子』を出版。挿絵画家としてのデビューを果たしました。以後、おなじみのグリム童話やアンデルセン童話といった古典や、イギリス作家の童話をもとに意欲的に創作活動をしてきました。

1990年の国際アンデルセン賞受賞をはじめ、世界中で数々の賞を受賞しています。日本での人気も高く、さらなる活躍が期待されている作家です。

リスベート・ツヴェルガー

この作家の絵本

  • 「イソップ12の物語」の表紙
  • 「鼻のこびと」の表紙
  • 「ちいさなヘーヴェルマン」の表紙
  • 「アンデルセン コレクション」の表紙
  • 「クリスマスキャロル」の表紙
  • 「国をすくった子どもたち」の表紙

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