2022.06.01 社内報制作の基礎
編集で最も基本となる用語や、「文字」が与えるイメージをご紹介します。
社内報の編集にもやはり専門用語があります。最初は「何、それ?」と感じる言葉もあるでしょうが、基本用語はそれほど多くありません。ぜひ、覚えて活用してみてください。制作チーム内のコミュニケーションが楽になり、自分の思いがより伝えやすくなるはずです。 冊子の骨格となるのが「ページ割(台割)」。各ページにどんなコーナーが入るか一覧にしたものです。特集と連載のバランスや、テーマの並びが一目で分かります。この全体像が頭に入っていないと、個々のページをつくるときに、その位置付けが曖昧になるため注意が必要です。 冊子のイメージを左右するものに「文字」があります。文字の大きさ(ポイント数)や字間、行間、1行あたりの文字数、段組みなどが、読みやすさには大きく影響します。 どんなにいい内容が書いてあっても、社員(読者)にパッと見で「読みたくない」と思われては、伝えたい思いも伝わりません。あなたの社内報にとって、どんな文字(書体・大きさなど)がベストか。さまざまな年代の社員にも意見を聞きながら慎重に決めましょう。
タイトル、リード、本文など、基本となるポイント数は冊子全体で統一しておきましょう。表紙や特集のタイトルを決めるときは、ワープロや表計算ソフトに出てくる数字(フォントサイズ=ポイント)を調整していくつかプリントアウトしてみるのがオススメです。実際の大きさのイメージが分かります。ラフを描くときの参考にしてみてください。文字は、読者が記事を読みたくなるかどうかに大きく関係します。
テーマに応じた書体選びを。丸ゴシックだと社長のメッセージが可愛い印象になってしまいます。
各ページに何のコーナーが入るかを示したのがページ割(台割)。オススメは、右開きor 左開き、また右ページ or左ページの違いが一目で分かる「見開き型」です。期日・担当者の管理には表(右表)も併用すると便利です。
表紙を右にめくっていく冊子を「右開き」、その逆を「左開き」と言います。一般に縦書きは右開き、横書きは左開きになります。
字間と行間が詰まり過ぎると、一気に読みづらくなります。ゆとりを持った設定にしましょう。
フォントサイズや台割などは、
読者が社内報を読みたくなるかどうかに大きく関係します。
編集用語もしっかり覚えて、より伝わる社内報を目指しましょう。