出版物のご紹介

繊細でエキゾチックなデザインが好奇心をさそう
えんどう豆の上にねむったお姫さま

  • ドロテー・ドゥンツェ 絵/H.C.アンデルセン 作
  • ウィルヘルム・きくえ 訳
  • 定価:本体1,800円(税別)
  • 33×24cm/24ページ/オールカラー

お姫さまを探し求める王子さまの前に、嵐の夜、雨に打たれ見るもあわれな王女さまがあらわれました。本当のお姫さまかどうかを確かめるため、お妃さまが試されたこととは……。
フランスの新鋭女流画家ドゥンツェが、アンデルセン童話の世界を独自のタッチで繊細華麗に描きました。

ドロテー・ドゥンツェ「えんどう豆の上にねむったお姫さま」の表紙Out of print
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ひどい嵐の夜のことでございます。いなづまが光り雷がなり雨がたきのようにふりそそぎ、それはそれはおそろしい夜でございました。

そのさなかにドンドンとお城の扉をたたく音がいたしました。

そこでお年をめされた王さまが嵐の中を扉をあけにおいでになりました。

すると、ひとりのお姫さまがひっそりとたたずんでおいでになりました。

まあ! なんとおかわいそうに! お姫さまは風と雨にうたれ見るもあわれなすがたをしておられました。かみの毛からもおめしものからも水がしたたりおち、くつの先からも水が入ってあふれでておりました。

(中略)

そして20まいのしきぶとんを何人もの召使にはこばせて、えんどう豆の上におのせになりました。さらにその上に、20まいもの軽やかな羽のふとんをかさねたのでございます。

えんどう豆の上にねむったお姫さま

あくる朝おきさきさまは、《ゆうべはよくおやすみになれましたか》と、お姫さまにおたずねになりました。

するとお姫さまは、《いいえひどいめにあいましたの》と、おこたえになるのでした。《ひとばんじゅうほとんどねむることができませんでしたの…… ベッドにはいったいなにが入っていたのでございましょう。なにかかたいものの上にねむったようでございます。からだじゅう赤いあざや青いあざになってしまいました。……ほんとうにひどい夜でございました!》

えんどう豆の上にねむったお姫さま

夢と現実が交錯する世界を感性豊かに描きあげる
ドロテー・ドゥンツェ

女性らしさを感じさせる繊細な色使いが美しい、ドロテー・ドゥンツェの作品。登場人物の服の模様などにも凝っていて、芸術やファッションに通じるセンスを発揮しています。

1960年、フランスのランスに生まれたドゥンツェは、その芸術的才能をランスの芸術学校やストラスブールのデザイン学校で養った後、ランス、トロア、エパーン、ボローニャなど多くの展覧会に出品。1981年のボローニャ国際絵本展では、処女作『わたしのところにいてちょうだいかわいいはりねずみさん』がエルバ賞を受賞し、1986年には『えんどう豆の上にねむったお姫さま』(太平社刊)でカタロニア児童図書展絵画賞を受賞しています。

作品では、読者の好奇心と創造性を刺激する独特の世界を繰り広げています。

ドロテー・ドゥンツェ

この作家の絵本

  • 「えんどう豆の上にねむったお姫さま」の表紙
  • 「ロゼット」の表紙

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