COLUMN コラム

社内報誌面の各要素は何のため?

2022.06.01 2023.10.17更新社内報制作の基礎

社内報誌面の各要素は何のため?

誌面に登場するタイトル、小見出しなどのアイテム。それぞれの役割に合わせて原稿を作成しましょう。

一つ一つの役割を意識する

社内報や雑誌などの各コーナーは、タイトル、小見出しなど、いくつもの要素からできています。社員(読者)にそのコーナーに興味を持ってもらい本文へ導くためのリード、本文のポイントとなる言葉を抽出した小見出しなど、一つ一つの役割を意識して原稿を作成していくとコーナー全体のまとまりがよくなります。

何より重要なのがメインタイトル。そのコーナーで最も伝えたいことを頭の片隅に残しつつ、どんな雰囲気のタイトルなら社員が「おっ!」と興味を示してくれそうかイメージしてみましょう。カタカナを多用した軽めのもの、流行語を絡めたキャッチーなもの、語しかけるような親しみやすいものなど、タイトルもさまざま。本や雑誌のタイトルを眺めているときに自分の気持ちがどう動いたか、自分自身を観察するのもよいトレーニングになります。タイトルは文字数が少ないほどインパクトが大。1文字でも減らせないか試行錯誤してみてください。

また、読み手の頭を上手に整理しながらポイントを伝えられるのがイラスト。写真で具体的なイメージを押さえるのが難しい場合にも重宝します。

社内報誌面の各要素は何のため?

社内報誌面の各要素

①メインタイトル(20pt以上)

社内報のページをめくるときに、読者が最初に目にするところです。そのため、そのコーナーや企画で最も伝えたいことを簡潔に記すことを心掛けましょう。読者がここを見ただけで、何に関する記事か瞬時に予想できるものがおすすめです。

②リード(10~14pt)

本文につなげる前文として使われます。また、本文全体を要約して分かりやすく伝えるケースも多いのがリード。読者が全体を読んでくれないことを前提に、リードだけを読んでもしっかり伝えきることを意識しましょう。

③サブタイトル

メインより少し小さめの大きさにしましょう。メインタイトルを補足。テーマを端的に伝えます。

④写真(PH)

本文で伝える内容を1枚のビジュアルで端的に伝えるのが写真。記事の説得力を高め、社員(読者)の想像力を膨らませます。

⑤キャプション(6~8pt)

言葉で写真の内容を補足します。写真の中で最も伝えたい内容を強調することも可能です。

⑥ショルダー(8.9pt)

文字通り、見開きの肩(ショルダー)に置きます。コーナーが複数の見開きになる場合、コーナータイトルや特集テーマを入れるケースが多いです。

⑦カコミ

ケイ線で囲み他と区別するから“カコミ”。誌面の一部に関連情報などを入れたもの。カコミの中に、カコミタイトル、カコミ本文などがそれぞれ入ります。見開きの中におけるカコミの位置付けをどうするか。ラフ作成の時点で決めておきましょう。

⑧小見出し(9~11pt)

そこから続く本文のポイントを示します。読者が本文すべてを読んでくれるというのはまれ。それを前提に、すべての小見出しを眺めるだけで、話の中身・流れを伝えられるとよいですね。

⑨本文(7~9pt)

コーナーの中心となる文章。分かりやすく、簡潔な文章を心掛けましょう。

⑩ノンブル

数字=ページ数のこと。ここに冊子のタイトル名を絡ませて記す場合もあります。

⑪イラスト

全体像の中の一部を強調したり要点を伝えるのに便利。冊子に親しみやすい雰囲気も与えてくれます。

社内報の各要素を覚えると、全体像が見えてくる

社内報の誌面を構成する各要素の名称や役割を覚えておくと、ページやコーナーの全体像を見渡すときに役立ちます。ページのラフを考えるときにも、「タイトルは目立たせないとな」「ここにはリード文章が入るな」「見出しが何個くらいになりそうだな」「ここは写真やイラストのスペースにしたいな」など、誌面の構成を整理することができ、素材の集め忘れなどを防ぐことにもつながります。

また、タイトル>見出し>本文という階層構造(文章のアウトライン)を意識することで、取材の後の原稿作成の整理にも役立ちます。

社内報の誌面には、伝えたい程度、
優先順位に応じた役割が、それぞれあります。
この要素を意識して社内報を制作し、
より分かりやすい誌面づくりを目指しましょう。

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